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様々な診察をする鍼灸治療

鍼灸治療では、どんなことをしてくれるのでしょうか。もちろん、医療に関する専門知識・技術を持つ『師』が携わります。第一に、望診があります。これは、目で見る診察で、患者さんの血色・体質・皮膚など、全体をくまなく観察する内容で局部のみではありません。鍼灸治療院の中には、舌まで観察することもあるようです。さらに聞診というように、患者さんの声の高低や調子、咳、腹鳴などを聞くこともあります。初めての患者さんは施術前には緊張もしているために、声色も微妙に変化していくようです。身体もリラックスしていなければ、鍼灸治療の効果もあまり実感できないために、まずはコミュニケーションを図ることから始めて、緊張がほぐれてから施術に移ることもあるそうです。そして、医療機関同様に、問診も行っています。既往症や病歴、自覚症状などをはじめ、生活状態なども質問していますが、これによって診断をしているため、回答は診断材料としてカギを握るといいます。

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